ご主人は一緒に建築を学んだ同級生であり、奥さまも一級建築士という特殊な状況。今回はクライアントご自身に図面を描いてもらったり、現場で施工に関わってもらったりすることで、設計の段階から完成まで、互いのアイデアが直接反映される計画となりました。
家はクライアントのために建てるものですが、今回はいつもより少しクライアントの立場に立って設計できたことで、単なる「住まい」ではなく、家族の暮らし方や価値観そのものを映し出す空間になったと感じています。
外観は一見閉鎖的で、外からの視線を遮るデザインですが、室内は中庭や坪庭を通して柔らかな光が差し込み、空間全体に明るさと開放感が広がります。
自然素材を贅沢に取り入れた内装は、家族にとって日々の疲れを癒す「ゆりかご」のような存在。窓からの景色や木の香り、光の変化まで、暮らす人々の感覚に寄り添う設計となっています。
豊川の家(トヨカワノイエ) / s2ar(エスエスエーアール)
敷地面積:58坪
延床面積:32坪
設計期間:2017/05~2018/02
施工期間:2018/03~2018/09
設計/施工:空間建築-傳







