SETENTA(セテンタ)。
スペイン語で「70」を意味するこの名前は、敷地に合わせた70度の角度を持つプランから名付けられました。
LDKはスキップフロアにより、視線と動線に緩やかな変化をもたらす空間構成を採用。リビングとダイニングを緩やかに分節しながらも、家族の気配が途切れないよう配慮しています。
スチール製のリビング階段は、構造体としての強さと同時に、空間に軽やかな抜けを生むアクセントとなるようデザインしました。
キッチンはⅡ型のオーダーメイドとし、ビルトインオーブンなどクライアントのこだわりが細部にまで詰まっています。
家具についても同様に、空間寸法に合わせて製作したオリジナルのソファを設置。窓からの自然光を取り込むリビングの中心に据えることで、家族が自然と集まり、日常を共有する核となる場を形成しています。
「大切な場所に心地よい家具を」そんな思いをかたちにしたソファは、家族の何気ない日常にぬくもりとくつろぎを与えてくれます。
神ノ郷の家(カミノゴウノイエ) / SETENTA(セテンタ)
敷地面積:100坪
延床面積:43坪
設計期間:2021/01~2022/08
施工期間:2022/09~2023/03
設計/施工:空間建築-傳