厳しい条件の土地を活かして
クライアントが気になっていた土地は、南側に建物が迫り、周囲は道路に囲まれ、南北で1m以上の高低差があるという厳しい条件の敷地でした。
一般的には、こうした高低差のある土地はブロックを積んで地面を水平にすることが多いですが、今回は土地の傾斜に合わせてスキップフロアを採用。造成費用を抑えつつ、土地の特徴を活かす計画としました。
隣家や道路からの視線には、外側を閉じ、内側に開いた中庭のあるコの字型プランで対応。中庭を挟んだ南北の建物は床の高さが異なり、高低差による目線の変化が楽しい空間を生み出しています。南側の部屋は、中庭から見ると半地下のような趣に。
敷地の高低差や家族の気配を、緩やかな段差でつなぐ・・・。土地にも家族にも優しい、心地よい住宅です。
芦原の平屋(アシハラノヒラヤ) / STEP HOUSE(ステップハウス)
敷地面積:73坪
延床面積:32坪
設計期間:2022/01~2022/12
施工期間:2023/01~2023/06
設計/施工:空間建築-傳











