一般的に南道路の土地は人気がありますが、実際には南側の窓が昼間でもレースやカーテンで閉ざされている光景をよく見かけます。外からの視線を避けるためには目隠しが必要ですが、そのせいでせっかくの大きな窓の価値が半減してしまうことも少なくありません。
窓は光や風を取り込むだけでなく、外の景色も楽しめるものでありたい・・・そんな思いで設計した建物です。
プランでは、道路に面した南側に中庭を配置し、駐車スペースを確保しつつ、できるだけ光や風を取り込めるように壁の形状を斜めに設計しました。北側の隣地は約1m高くなっているため、地窓の背景には既存の擁壁を活用し、その間にトクサを植えることで視線を遮りつつ緑を感じられる空間にしています。
さまざまな条件を丁寧に読み解き計画することで、周囲の視線を気にせず、自然の光や緑を感じながら心地よく暮らせる住宅になりました。
東名町の家(トウメイチョウノイエ) / 枠々の家(ワクワクノイエ)
敷地面積:50坪
延床面積:35坪
設計期間:2019/07~2020/02
施工期間:2020/03~2020/09
設計/施工:空間建築-傳








