クライアントからいただいた要望は、「名のない家具を置いても、それが素敵な家具に見えるような空間にしたい」というものでした。
そこで目指したのは、装飾による美しさではなく、空間そのものが美しさを宿す建築です。
柱を設けず、屋根と基礎だけで構成したシンプルな構造に、躯体を仕上げとしてそのまま見せることで、素材のもつ素直な表情を引き出しました。
作業用の机やキッチンは基礎と一体の造りとし、存在感を保ちながらも空間に自然と溶け込むように計画。
黒皮鉄板でつくった照明器具や、自然の石をそのまま用いたシャワールームなど、全体的に素材そのものが主役となるデザインを心がけています。
高い天井を活かしたランダムな照明計画は、夜になると柔らかな光を散らし、まるで星空の下で過ごしているかのような心地よさをもたらします。
大崎のアトリエ(オオサキノアトリエ) / atelier_ID(アトリエアイディ)
敷地面積:259坪
延床面積:13坪
設計期間:2020/01~2020/11
施工期間:2020/12~2021/05
設計/施工:空間建築-傳






