交通量の多いT字路交差点に面した、高低差のある敷地に建つ住宅の計画。敷地前面を走る幹線道路は常時車通りが多く、交差点により歩行者からの視認性も高いことから、プライバシーの確保が設計初期段階から強く求められました。
周囲からの視線への配慮が求められたため、外部には閉じ内部に開く中庭型のプランを採用。道路側には開口部を設けず、中庭を中心に生活が展開する、落ち着いた空間を実現しています。
敷地の高低差は、土地を無駄なく活用するため、土留めを兼ねた基礎とすることで対応。これにより敷地を最大限活用できただけでなく、外観のアクセントとしても機能するよう設計しています。
内部はクライアントが好きな、ホテルライクなデザインで統一。建築の仕事に携わるクライアントとのやり取りは、いつもとは少し違った緊張感がありつつも、互いにアイデアを出し合いながら進める、とても刺激的で楽しいプロジェクトとなりました。
浜松の家(ハママツノイエ)
敷地面積:86坪
延床面積:51坪
設計期間:2023/12~2024/10
施工期間:2024/11~2025/06
設計/施工:空間建築-傳











