愛知県日進市に建つ木造2階建ての住宅です。
高低差のある敷地では、隣地境界に擁壁を作り、土を出し、道路と敷地の高さをそろえたり、駐車場以外をかさ上げし、敷地を隣地の高さに合わせたりする方法があります。
今回は敷地の形状に逆らわず、建物の床の高さを少しずつ変え、敷地の高低差を吸収する計画としました。
ガレージから始まり、玄関、リビング、DK、フリースペースと、少しずつ段差を設け、5層に分けた床が敷地の高低差を緩やかに吸収。
スキップフロアが高低差だけでなく、それぞれの部屋と部屋の距離感を縮めてくれ、家族をつなげてくれる空間となりました。
つながるがキーワードとなった今回の建物。
家の名前はクライアントの頭文字がFだったこともあり、5つの床(Floor)とこちらもつなげて5F+Fとしています。
北新町の家(キタシンチョウノイエ) / 5F+F(ファイブフロアープラスエフ)
敷地面積:72坪
延床面積:37坪
設計期間:2021/06~2022/06
施工期間:2022/07~2022/12
設計/施工:空間建築-傳