愛知県新城市に建つ木造平屋建ての住宅です。
敷地の裏には山があり、横には小さな小川の流れる長閑な環境。仕事や子育てが一段落し、街中から山手の住環境に移られ、自然の中で趣味を楽しむご夫婦の住処です。
クライアントの年齢や人柄、集落の状況、周囲の環境などに合わせ、日本の風景に溶け込むようなデザインを目指しました。
南の開口部はロールスクリーンやカーテンの代わりに内障子を計画。
障子のデザインは、吉村障子を少しアレンジした設計としました。(閉じた時に全ての障子がつながり、一枚の建具に見えるデザインとなっています。)
和風に寄せてますが、和風になりすぎないよう設計したので、和の中にもどこかモダンさを感じてもらえる空間となったのではないでしょうか。
山裾で長閑な暮らしを楽しまれるクライアント。遊びに来たお孫さんが小川で遊ぶ姿を見ると、私も将来はこんな暮らしをしたいと思ってしまいます。
竹ノ輪の平屋(タケノワノヒラヤ)
敷地面積:241坪
延床面積:25坪
設計期間:2018/01~2018/08
施工期間:2018/09~2019/03
設計/施工:空間建築-傳